イングランド・プレミアリーグのトッテナムが6日、来季から現在セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督が指揮することを発表した。

 契約期間は7月から4年間となるが、ポステコグルー監督の招へいで注目されるのが日本人選手たちの動向だ。セルティックの監督に就任した際には、かつて指揮したJリーグの選手たちを呼び集めて成功を収めているだけに、今回もトットナムに愛弟子を連れていくとみられているのだ。

 特に、得点王になったFW古橋亨梧は筆頭候補とみられていたが、どうやら〝本命〟はMF旗手怜央のほうのようだ。

 スコットランド紙「ヘラルド」は「ポステコグルー監督は日本の選手団に絶大な信頼を置き、そのほとんどがすぐに見事な契約を証明した。目立った活躍を見せている旗手と古橋に関しては、特に(セルティック)ファンの不安が広がっている」と2人がトットナム移籍の有力候補と指摘。

 その上で「年齢や実績を考慮すると、ポステコグルーがどちらかを移籍させるとしたら、それは旗手である可能性が高い。彼はブライトン移籍の可能性が浮上しているが、イングランドにおけるポステコグルーの存在は、旗手の将来の野望にとって重要な要素となる。そして、スパーズ(トットナム)の中盤はダイナミックで技術的に抜け目のないオペレーターを本当に必要としており、旗手であれば確実に獲得できるだろう」とポステコグルー監督だけでなく、トットナム側の希望にも合致するとの見解を示した。

 古橋については「年齢が、これもあり得るのかどうか疑問を提起している」と来季中に29歳を迎える年齢面がトットナムにとって一番のネックで、最前線の選手としても疑問が呈されているようだ。

 イングランド屈指の強豪に引き抜かれるのは果たしてどちらか、はたまた〝第3の男〟が現れるのか注目が集まる。