ウィリアム皇太子が母親のダイアナ妃が24日に亡くなった「ロックンロールの女王」こと故ティナ・ターナーさん(享年83)の大ファンだったことを明かした。英紙ミラーが26日に伝えた。

 ウィリアム皇太子は幼少時からティナさんの大ファンであることを認め、ヒット曲のレパートリーをよく聴いていたことを明かした。また愛する母親のダイアナ妃もティナさんの大ファンであり、母親との思い出を生かし続けるためにも、現在もティナさんの曲を聞いているという。

「ヘンリーも私も若い頃、寄宿学校に通っていました。そして母は、学校に戻る際、緊張と不安を紛らわせるために、車の中でありとあらゆる種類の歌を流していました」と語りつつ「それが本当の家族の瞬間だった」と感慨深く表現した。

 ウィリアム皇太子はAppleのオーディオ番組「タイム・トゥ・ウォーク」の2021年のインタビューで、ティナさんの1989年の大ヒット曲「ザ・ベスト」がフェバリットだと明かしている。

「私がハッキリと覚えていて、ずっと心に残っている曲の一つが、今でも楽しんでいる曲が『ザ・ベスト』です。後部座席に座って私が歌っていると母は、声を張り上げて歌いながら車を運転していました。警官を車に乗せる時は、彼も時折り一緒に歌っていました」と語り、ティナさんの代表曲についての思い出を明かした。

 ウィリアム皇太子は「今この曲を聴くと、車に乗ったときのことを思い出し、母とのたくさんの思い出がよみがえります」と、愛する母親を思い起こすと同時に、不世出の「ロックンロールの女王」に哀悼の意を捧げていた。