ボートレース下関の「九州スポーツ杯争奪戦 準優進出バトル」が25日に開幕した。

 香川颯太(23=滋賀)は初日1R、4コースカドからコンマ09のSを放ち、まくり差しを狙うもわずかに届かず2着。「Sは早いと思ったので全速で行けなかった。全速なら出て行ったかも」と唇をかみ締めた。

 当地は今回が2回目の参戦で初の舟券絡み。2日目以降に向けて「1着取れるように頑張ります」と力強く宣言した。「重さはあったけどターン入り口は悪くないのかな。直線は良くはないけど悪くもなく普通。全体で見て普通くらい。良くなりそうな雰囲気はある」と上積みできる手応えもつかんでいる。

 デビューから着実にレベルアップ。その要因となっているのが弟の存在だ。「9月に弟が養成所を卒業するので負けられない。『そんなもんか』って思われないようにしたい」と、さらなる奮闘を誓った。