松戸競輪のFⅠナイター「第20回さわやかチャレンジカップ」は21日、2日目を迎え10~12RでS級準決勝が争われた。11Rは島川将貴(28=徳島)の豪快なカマシがサク裂し、香川雄介(48=香川)と特選組でワンツーが決まった。
差し目が一番人気だったが、香川は島川をかわせず2着。「早めに行ってくれたし、明日(決勝)もあるので抜きすぎないように、って思ったけど。売れていたのに(差せず)申し訳ない」とファンに平謝り。それでもキッチリと優出を決めて、面目を保った。
今年は全日本選抜、日本選手権とGⅠで連続優出中。気は早いが、賞金でGP出場も狙える位置にいる。
「さすがに(賞金ランキングは)まだ意識はしていないよ(笑い)。それでもダービーは一瞬、夢を見た。おっ、って思って踏み込んだけど2、3歩でダメだなと。若い時と違って脚はないから。(清水裕友を挟んだ)サンドイッチには賛否両論あったけどね。それでも今は昔と違ってビッグレースにいけば若い子がたくさんいるし、全プロも高松宮記念杯も頑張るよ。(中四国が手薄な)あの時代を乗り越えたから今があるとも思っているし。〝いつまでこのオッサンいるんや〟って思われるくらい、今年から来年にかけてキャリアハイの成績を残したいね」
上機嫌で思いを語った絶好調のベテランが、22日の決勝で島川マークから鋭脚を繰り出す。