女子プロレス「スターダム」の天咲光由(20)が、地元の京都で行われた凱旋興行(19日、KBSホール)でパッションを注入された。
この日のメインでは天咲のデビュー1周年を祝う「パッション注入マッチ」で、自称「女子プロレス界の人間国宝」高橋奈七永(44)とシングルで対戦した。
体格差のある高橋に臆することなくドロップキックやエルボーを放ち、意地を見せたが、強烈なショルダータックルの応酬に苦しめられピンチを迎えた。
それでも地元のファンに成長を見せるべく、得意のスペースローリングエルボーを炸裂。さらにボディースラムを試みるも高橋の強靭な体はビクともしない。張り手で反撃し続けた天咲だったが、最後は冷蔵庫爆弾(ダイビングボディープレス)を決められ、3カウントを献上した。
試合後「1周年おめでとう。私がゴッデスチャンピオンとしてお祝いさせていただきました」と祝福の言葉を贈った高橋から「お前の目標はなんだ?」と問われた。
すると天咲は「私の目標はスターダムのテッペンに上り詰めて光り輝くことです!」と返答。高橋から「テッペンに上り詰めるまでどれくらいの時間をかける予定ですか?」と再び質問されると、「あと1年です!」と強い決意を示した。
天咲の度胸に感心した高橋が「私もここに乗り込んでベルトを取った。戦う時は一人。でも、お客さんの歓声をもらったらつらいことも吹っ飛ばないか? お前、パッションあんのかよ?」と絶叫するや、天咲は「吹っ飛びます! パッションあります! 今度対戦するときはパッション注入してあげます。パッション!」と叫び返した。
そんな天咲に笑顔を見せた高橋は「今度注入してもらうのを楽しみにしてるよ。負けねえからよ!」と再戦を誓い、熱い抱擁でたたえた。パッションを注入された天咲の今後から目が離せない。