第99回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で総合3位だった青学大の原晋監督(56)が〝ペッパーミル〟騒動に言及した。

 18日に開幕した第95回記念選抜高校野球大会の第1試合で山梨学院高と対戦した東北高(宮城)は、初回に先頭の金子和志(3年)が相手遊撃手の敵失で出塁。その際にラーズ・ヌートバー外野手(カージナルス)がWBCで披露して話題のペッパーミル・パフォーマンスを行ったところ、イニング終了後にベンチに駆け寄った一塁塁審から注意を受けたという。

 この件を巡り、東北高の佐藤洋監督は「なぜ、子どもたちが楽しんでいる野球を大人が止めるのか」などと疑問視。日本高校野球連盟は「高校野球としては、不要なパフォーマンスやジェスチャーは従来より慎むようお願いしてきました。試合を楽しみたいという選手の気持ちは理解できますが、プレーで楽しんでほしいというのが当連盟の考え方です」とコメントを公表したが、ネット上では賛否両論の嵐だ。

 そんな中、原監督は18日に自身のツイッターを更新。「いまだにこんな管理者(審判)いるんだ!? 世の中個性を大切にしようと言っているのに、他者を侮辱行為してないパフォーマンスに対して制限するなんて不思議でならない。負けるな高校球児! 高校野球は君たちの為にあるのだから!」と持論を展開した。

 この意見に対し、フォロワーからは「意見が分かれそうですね。審判の判断は間違ってはいないと思います」「相手に対する侮辱行為ですから仕方ないです」「新しいことを排除する風習は発展を阻害する一要因でもあると思う」「おかしいですよね。審判はまず口出しすぎ」などの声が寄せられている。