弁護士の三輪記子氏が18日、読売テレビ「あさパラS」に出演。15日に参院議員を除名となったガーシー(東谷義和)容疑者についてコメントした。

 警視庁は16日、ネット上で著名人らを脅迫、中傷したなどとして、暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)や名誉毀損などでガーシー容疑者の逮捕状を取った。

 このニュースについて三輪氏は「名誉毀損とかだと3年以下の懲役、もしくは禁錮、又は50万円以下の罰金。単なる脅迫だと2年以下の懲役、又は30万円以下の罰金。大体それぐらいなんです」と解説した。

 その上で「名誉毀損で逮捕するっていうのは、正直あんまり聞かないんですよ。今回この罪で逮捕するっていうこと自体には違和感は感じるんですけど」と首をかしげ「ただ不逮捕特権を悪用しているかのように見えるところが、ちょっと悪質かな、っていうところかなと思います」と見解を示した。

 また今後については「仮に逮捕されても、脅迫も名誉毀損も業務妨害も被害者がいるじゃないですか。被害者と例えば示談ができたとかであれば、起訴されない可能性も残ってると思います」と指摘。

 ガーシー容疑者は〝BTS詐欺〟の被害者に対して弁済金の支払いが終了したとされる。

 三輪氏は「詐欺も被害者の方と示談が成立すれば、起訴されない可能性も高いわけですよ。他の犯罪容疑に関しても示談とかが成立すれば、わざわざそれを起訴するんだろうか?っていうのは残ってると思います」と分析した。