WBCキューバ代表が15日に行われた準々決勝のオーストラリア戦(東京ドーム)に4―3で快勝。準優勝した第1回WBC以来となる17年ぶりの4強入りを果たした。
試合後、ナインはグラウンド上で飛び跳ねて大喜び。ヨンソン監督も「とても感動してます」と会見で口にした。
キャプテンを務める元ソフトバンクのアルフレド・デスパイネも感慨深げだった。
「赤い稲妻」と称された最強打線の中核・キンデラン、アントニオ・パチェコに憧れて、幼少期からキューバ代表を目指してきた。WBCには第2回から実に4大会連続の出場。しかし、自身は歴代最多の通算7本塁打を放っているものの、かつて国際大会で無双してきたチームは主力の亡命が相次ぐなどして長期低迷していた。
この日は4番として決勝の犠飛も放った。「ずいぶんと長い間このWBCで勝つことを目指してきました。4強に入ったことはうれしく思います。本当に信じられないような勝利で私たちも本当にうれしい。この勝利をもってマイアミで頑張りたいです」。
野球強国としての栄光を取り戻すためにも快進撃を続けていく。