イングランド・プレミアリーグのブライトンは大ブレークしている日本代表MF三笘薫(25)の今夏放出を検討していないようだ。
ブライトンは現在リーグ6位(9日現在)で来季の欧州チャンピオンズリーグや欧州リーグ出場権も狙える位置につけている。地元メディア「サセックス・ワールド」は「世界中から若い選手を発掘したことで最近、当然の評価を得ている」と指摘。アルゼンチン代表MFアレクシス・マカリテルや日本代表MF三笘らに目を付けたスカウト部門を高評価し「すべてがプレミアリーグでの地位を確立するのに役立った」と伝えた。
その一方で「ブライトンは最近の移籍について計画を立てている」と指摘。1月にベルギー代表FWレアンドロ・トロサールの放出やエクアドル代表MFモイセス・カイセドの残留も方針に沿ったものだったという。その上で今夏にはマカリテルとカイセドを放出する計画で移籍金の合計額を1億2000万ポンド(約189億6000万円)と報道。三笘はリストに含まれておらず、クラブは「非売品」と考えているようだ。
実際に、ブライトンは2人に代わる選手として1月にスウェーデン代表MFヤシン・アヤリ(19)を獲得し、U―21チームからアイルランド出身のMFアンドリュー・モラン(19)を昇格させた。さらに来季にはオランダ1部フィテッセにレンタル中のポーランド代表MFカツペル・コズラウスキ(19)を復帰させる計画という。
もちろん、三笘の獲得がウワサされているチェルシーやアーセナル、リバプールから5000万ポンド(約80億円)以上の高額オファーが届けば、売却を検討するはずだが、現時点では〝代役準備〟しておらず、来季もブライトンでプレーさせる方針のようだ。