ロックバンド「シーナ&ロケッツ」のギタリストでボーカリストの鮎川誠さんが29日に膵臓がんのため74歳で亡くなったことを受け、追悼の声が相次いだ。 

 長女でモデル、デザイナーの鮎川陽子(46)は自身のツイッターで「父、鮎川誠がなくなりました。最後の1ヶ月間、娘3人で交代しながら家で一生懸命看病していました。ぜったい良くなるって信じていたのに、回復の願いが叶わず、悲しくてしかたがありません。お父さんは世界一かっこいいロッカーでした。応援してくださった皆様、ほんとうに感謝しています」と深い悲しみをつづった。

 また、ロック界伝説のカリスマで頭脳警察のPANTAも公式ツイッターで「PANTA本人」と前置きした上で「悔しくも残念な報告を受け、(対バンを)予定されていた2月6日(のイベント)は、ロックンロールを背負って生きてきた鮎川誠、その生きざまが破裂するような弔いライヴとして、騒々しくねぎらってあげたいと思う…マコちゃんお疲れさま」と哀悼の意を表した。 

 さらにはバンド「有頂天」で活躍した劇作家で演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチも「最後にお見かけしたのは下北沢のトンカツ屋さんでした。共演させて頂いたのははるか昔のこと。本当にカッコよかった。悲しいです。どうぞ天国でも、シーナさんの横でガツンとギターをかき鳴らしてください」と率直に悲しみを表現していた。