WWEでイヨ・スカイの悪のユニット「ダメージCTRL(DC)」が、記念特番で試合が中止となる暴挙を働いた。
今週のロウ(ペンシルベニア州フィラディルフィア)は「30周年記念特番」として行われ、DCのリーダー、ベイリーはベッキー・リンチと一騎打ち。金網戦での遺恨決着戦となったが、ベッキーが金網に入ろうとした時、DCのWWE女子タッグ王者コンビ、イヨとダコタ・カイが急襲した。
抵抗するベッキーに、リング内にいたベイリーは金網の扉を叩きつけた。さらにダコタが場外バリケードにぶつけると、イヨはフリップジャックでベッキーの顔面を金網に打ちつける。イヨは「オラッ!」と言いながらベッキーを立たせると、ダコタがチェーンを巻いた拳で一撃。もはや集団暴行だ。
さらにイヨがベッキーを金網リングに放り込んで、3人がかりで暴行。ダコタはご丁寧にもチェーンで金網の扉を縛ってしまい、ベッキーを完全に孤立させた。WWEオフィシャルのアダム・ピアースが暴挙を止めようと姿を見せたが、金網内のDCはこれをガン無視。すかさずイヨがスワンダイブ式の合体ムーンサルト弾で圧殺すると、3人がかりの合体ネックブリーカーでベッキーを完全KOした。
DCの3人は金網に上り、ド派手にアピール。ベイリーは「ダメージコントロール」とカタカナで書かれたTシャツを取り出すと、リングに倒れたベッキーめがけて投げ入れた。ピアース、レフェリーらがベッキーを介抱するも動けず、試合は結局、中止となってしまった。
バックステージでインタビューに答えたベイリーは、記念特番での注目マッチをぶち壊した理由について「ベッキーが望んだ金網戦だったのよ。ベッキーが望むことを何でもやれっていうの? 誰の言うことも聞かないわ。私たちがコントロールしている。私はウルトラスーパースターよ。今日はロウの30周年。ショーを楽しむために、なぜ自分を傷つけるようなことをするの?」などとまくしたてた。
イヨも「ああ、とてもいい気分だ」と言い放ち、DCがまたも女子戦線に衝撃を与えた。