元衆議院議員でタレントの金子恵美氏が24日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」に出演。ネット民による自身への低評価に「何が分かってるんだ」と〝反論〟した。

 番組では「過小評価されていると思うもの」をテーマに視聴者からの声を募集。話題を振られた金子氏は「自分のことでもいいですか? 異論があったら言っていただいていいんですけど、ネットとかで『10年議員をしたと言うけど、何の実績も残してないのに、何偉そうに政治を語るんだ』とか言われたり書かれたりしているんです」とコメント。

 続けて「私に限らず、国会議員は何かしら仕事をしていて、成果とか実績を残しているんですけど、言ってないだけで、ちゃんとやっているのに地元の人が評価してくれているのに…。『ネット民、何が分かってるんだ』という気持ちがある」とまくし立てた。

 MCのふかわりょうは、この反論に「言っちゃいましたね」と反応。金子氏は「聴覚障害者の方とか透析患者の方とか、あと新幹線に乗っていると携帯がつながらないんですけど、そこの電波がつなげるようになることとか、実はやったことはあるんだけど、言うことってなかなかない。やってます!みたいなことが言えないんだけど…」とアピール。「過小評価っていうか、政治家としてやったことを評価してもらいたいなと勝手に思っています」と訴えた。

 また、岸田文雄首相が23日の施政方針演説で「決断」「実行」という強気な言葉を多用したことについて、金子氏は「逆に言うと『聞く力』しかないみたいな感じで〝優柔不断な岸田〟っていうイメージを持たれていることに、本人もしゃくに障っていたのかな。だから『決められる、決断できる、先送りしないで今までやれなかったことをやる岸田』というところを見せたい演説だったような気がしますね」と分析した。