WWE悪のユニット「ダメージCTRL(DC)」のWWE女子タッグ王者イヨ・スカイが、まさかの敗戦を喫した。

 今週のロウ(オハイオ州シンシナティ)では、DCのベイリー、ダコタ・カイとともにベッキー・リンチと対峙。ベイリーは抗争を続けるベッキーを罵倒すると、ベッキーも「ベイリーのピークは2015年に達しているわ」とDCリーダーを終わった存在と切り捨てた。さらに次週のロウで金網マッチを要求するとベイリーも受けて立ち、ベッキーVSベイリーの金網戦が決まった。

 DCとして弾みをつけたいイヨはこの日、ミチン(ミア・イム)と一騎打ち。序盤は体格で勝るミチンのドロップキックを浴びたが、エプロンでの攻防を制してミサイルキックで反撃。コーナーに倒れ込んだところに、強烈なダブルニーを打ち込んだ。さらには得意の掌底も繰り出して、ペースを取り戻した。

 だが、ミチンのキック連打からフラップジャップ、ドロップキックの連続攻撃をくらって劣勢に。ジャーマンで豪快に投げ捨てられたが、すぐに相手の足をとってジャックナイフ式エビ固めで丸め込んだ。

 ここで場外では、イヨのタッグパートナーでセコンドのダコタと、ミチンのセコンドに就いていたキャディス・レラエが小競り合い。ダコタがピンチになると、イヨはロープ越しにドロップキックを放ってキャンディスを撃退した。

 さらにキャンディスに罵声を浴びせたところ、ミチンに隙をつかれ「イート・ディフィート」(変型顔面砕き)を顔面に叩き込まれ、3カウントを許してしまった。相棒のまさかの黒星に、ダコタがリングに乱入してミチンを襲ったが、キャンディスがダコタにコードブレーカーを見舞い、ダコタもイヨとともに場外でダウンとなった。

 これによりミチンとキャンディスが、イヨとダコタの持つWWE女子タッグ王座に狙いを定めることが確実。DCのベイリー、イヨ、ダコタは難敵たちを相手に勢いを維持できるか。