中日・立浪和義監督(53)が30日、名古屋市内のホテルで行われた球団納会後、報道陣の取材に対応。獲得が決まったメジャー通算41本塁打を誇る新外国人のアリスティデス・アキーノ外野手(28=前レッズ)について言及した。

 待望の長距離砲について指揮官は「遠くへ飛ばせるものを持っている。データを見ても、ちょっと空振り、三振率とか多いけど、ただ一番に若さと、日本の野球に順応しようという気持ちがある選手なので、そこにはすごく期待はしています。結局、どんな選手を取ってきても日本に合う合わないがある。日本で何とか成功を収めようという気持ちが強いのも大事。非常に素晴らしい性格をしている」と持ち上げた。

 新4番候補として「(本塁打は)20本以上打ってくれれば。20本を超える選手がここ数年いないので。バットが体から離れて遠回りしないし、インサイドもそこそこ打てる。(守備は)今のドラゴンズのポジション的なことを言えば、ライトになる。コントロールも含めて肩は岡林以上」と期待を込める。

 来季は右翼に新大砲のアキーノを配置し、中堅には高卒3年目で初のゴールデン・グラブ賞や最多安打のタイトルを獲得して覚醒した岡林に任せる新布陣で臨む構想を明かした。