今季6年ぶりの最下位に低迷した中日の球団納会が30日、名古屋市内のホテルで行われ、立浪和義監督(53)や大島宇一郎オーナー(58)、新選手会長の柳裕也投手(28)ら関係者78人が出席した。

 あいさつで立浪監督は「私が就任して1年目、非常に期待の大きい中でスタートしたが結果は最下位で非常に悔しいシーズンになりました。4月はそれなりのスタートができたが、チーム状況は正直いいなとは、私からは感じませんでした。交流戦の時に強いソフトバンクに2勝1敗と勝ち越した試合で逆転勝ちをした、そこでいけるかなというのがあったが、そこからロッテ、パ・リーグ最下位の日本ハムに6連敗したのが、今のチームの力なのかなと感じている」と総括した。

 それでも来季へ向けて「若い選手も少し頭角を現してくれたといういい面もある。今年シーズンが終わってトレードや補強もしていただいたりした」と手応えも口にする。その上で「いずれにしても勝負ごとは勝たないといけない。来年の戦力をしっかりと私が把握し、選手をうまく機能させられるように1年しっかりとやっていく。とにかく悔しい思いをしたので必ず来年は巻き返していきたい」と逆襲に燃えている。