中日・岡林勇希外野手(20)が25日、都内で行われた「NPBアワーズ」で、セ・リーグ最多安打のタイトルと外野手部門でベストナイン賞をダブル受賞し表彰を受けた。

 高卒3年目ながら初めて晴れ舞台に登場。ヤクルト・村上、DeNA・佐野、阪神・近本と肩を並べて壇上に上がり「すごくうれしい。3年目で今年は勝負の年だと思っていたので、良い成績を残せたと思う。(立浪監督から)使っていただいたので、しっかり結果を残して恩返ししたいと思っていた」と指揮官に感謝する。

 その上で「タイトルを取れたことは自信になりましたが、まだまだ成長していかないといけないので頑張っていきます」とすぐに気を引き締める。

 今季は初の開幕スタメン入りを果たすと、チーム最多の142試合に出場して外野のレギュラーの座を獲得。161安打を放ち、リーグ最多安打のタイトルと、ベストナインは同リーグの外野手部門で最年少記録を更新する20歳9か月で受賞した。

 さらに高い脚力を生かした広い守備範囲とリーグトップの捕殺7を誇る強肩でゴールデングラブ賞も手にしており〝3冠〟のブレーク年となった。