今年10月1日に死去したアントニオ猪木さん(享年79)の四十九日法要が24日、神奈川・横浜市鶴見区にある曹洞宗大本山総持寺で執り行われた。

 プロレス・格闘界からは55人の選手・関係者が参列。猪木さんの弟子の藤波辰爾、小川直也氏、藤田和之をはじめ、新日本プロレスから永田裕志、小島聡、鷹木信悟、全日本プロレスから諏訪魔、宮原健斗、青柳優馬、ジェイク・リー、ヨシタツ、ノアから杉浦貴、拳王、清宮海斗、稲村愛輝、総合格闘技界からRIZINの榊原信行CEO、格闘家の関根〝シュレック〟秀樹らが参列した。

 その裏ではまさかのハプニングが起きていた。この日の法要は13時40分からの予定で、13時が受付開始時間に設定されていた。しかしなぜか新日本、全日本、ノアの3団体所属選手および関係者にだけ11時という間違った集合時刻が伝えられていたのだ。

 開始より2時間も早く集まってしまったレスラー・関係者たち約20名は、まさに呉越同舟で喫茶店に入店。新日本の永田は「仕方ないからチャーハン食ってアイスコーヒー飲んで、いろいろ雑談してましたよ。いいい機会? まあそうだよね」と振り返った。またノアのGHCヘビー級王者・清宮も「プロレス業界みんなで集まって喫茶店でコーヒー飲む時間、普通はないじゃないですか。巡り合わせてもらった時間だと思って楽しみましたよ」と〝空白の2時間〟を有効活用したようだ。

 しかも3団体関係者があまりにも早く集合してしまったため13時前に会見が前倒しで行われ、時間通りに到着した藤波、さらになぜか14時集合と伝えられていた藤田が全体撮影に間に合わないという事態に。このズンドコこそが猪木が晩年に旗揚げした「IGF」の真骨頂だ。ある関係者は「まさに『一寸先はハプニング』…。猪木さんが仕掛けたイタズラかもしれないですね。われわれが困っている姿を天国で見て笑っているかもしれない」と目を細めたが、誰がどう見てもただの連絡ミスだった…。