全日本プロレスの〝暴走専務〟諏訪魔が、トホホな46歳のバースデーを迎えた。

 暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」(23日、名古屋国際会議場)では、同じ極悪軍団「ブードゥー・マーダーズ(VM)」に所属するジュン&レイの斉藤兄弟と対戦。同門対決は序盤から大荒れの展開となった。

 ゴング前から乱闘となり、諏訪魔はレイがコスチュームから抜き出したベルトで首を絞められて悶絶。しかも、諏訪魔と抗争を続ける因縁の和田京平名誉レフェリーが「もっといけ!」と斉藤兄弟に〝加担〟した。

 その後もイス攻撃に手こずった諏訪魔組だが、サンドイッチラリアートを誤爆させると、最後はKONOがジャイアントニードロップをレイに投下し、世界タッグ王者コンビの貫禄を見せた。

 ハイライトは試合後だ。決着がついた後も両軍が乱闘を繰り広げる中、和田レフェリーが諏訪魔を背後から捕獲。スリーパーで絞め上げた。

 20日の那須大会では、諏訪魔が68歳の誕生日を迎えた和田レフェリーをスリーパーで絞め落としたばかり。くしくもこの日は諏訪魔のバースデーで、お返しのプレゼントとなった。

 しかも、斉藤兄弟に猛攻を食らった諏訪魔がダウンしていると、和田レフェリーは「ざまあみろ!」と罵声を浴びせた。とんだ記念日になった暴走専務は柵を投げつけるなど錯乱状態で、「和田京平は許さん!」と制裁を予告。46歳と68歳の抗争は、まだまだ続きそうだ。