新日本プロレス23日立川大会「スーパージュニアタッグリーグ」公式戦でアレックス・ゼイン(36)、エル・リンダマン(27=GLEAT)組がIWGPジュニアタッグ王者のTJP(38)、フランシスコ・アキラ(23)組に敗れ初黒星を喫した。

 ストロングハーツの絆で結ばれた越境タッグは、息の合った攻撃で王者組を追い詰めた。TJPにジャーマンを決めたリンダマンは、場外のアキラにノータッチトぺコンヒーロを決めて敵軍を分断。孤立したTJPにゼインのトラースキックからリンダマンのジャーマン、さらにゼインがジャックナイフ式エビ固めと波状攻撃を仕掛けていく。

 さらにリンダマンの熊殺し(変型背負い投げ)からゼインがシナモンツイスト(コークスクリュー式セントーン)を狙うが、これを間一髪で回避されると王者組の反撃にさらされる。最後はゼインがTACOドライバーの体勢に入ったところをTJPに丸め込まれ痛恨の逆転負けを喫してしまった。

 あと一歩のところで金星を逃したリンダマンは「ほんのちょっとだよ。チクショー。なんせ王者チームだからな。このタッグリーグで今のところ一番強いと言われてるチームだろ? 確かに今日、俺たちは少しの差で負けたけど、そんなに差はないんじゃないのか? ここからステップアップして、仙台、ファイナル、リベンジマッチ?」と、優勝決定戦(12月14日、仙台)での雪辱を予告。ゼインも「アイツらを生きたまま食ってやる。イタダキマス!」と呼応し、初制覇を誓っていた。