飯塚オートのGⅠ「開設66周年記念レース」は23日が最終日。12Rで優勝戦(8周戦)が行われる。

 優出をかけた4日目(22日)の準決勝戦では、地元エースの荒尾聡(41=飯塚)がフライングで失権、初日からオール2連対で勝ち上がっていた鈴木圭一郎(27=浜松)、有吉辰也(46=飯塚)も敗退となった。

 一方で、鈴木宏和(35=浜松)が初日から負け知らずの4連勝。青山周平(37=伊勢崎)も2日目から3連勝での勝ち上がりを決めた。また、今大会が欠場明けの加賀谷建明(44=川口)も、いきなりの優出を決めて底力を発揮した。

 優勝戦は日本選手権覇者であり、現在最強のハルク・青山の存在が大きいが、鈴木宏の走りにも注目が集まる。前節の地元戦で今年4回目の優勝を飾り好ムードでの参戦となったが、初日白星発進で手応えを得ると、負け知らずで優勝戦まで駒を進めた。

 これで優勝した前節3日目から自己最多タイとなる6連勝だ。「今日(4日目)は跳ねたのでタイヤは交換。エンジンはいいけど、跳ねがエンジンからきているかもしれないので、後悔しないようにリングを替えます。流れは来ているので、取りにいきます!」とグレード戦初Vに意欲を見せた。