ヤクルトの村上宗隆内野手(22)が17日、東京都内で行われた「第5回SUITS OF THE YEAR 2022」の授賞式に出席した。村上の受賞はスポーツ部門で、プロ野球選手では初となった。

 授賞式後のトークショーではこれまでの挫折経験や、その乗り越え方の話に。村上は「挫折というよりかは球場に行きたくないなとか、143試合やっていく中で自分自身、野球と向き合ってるときに嫌な気持ちになることはたくさんあります。けど、野球で悔しい思いをした結果はグラウンドでしか取り返せないと思ってるので」と真剣に語った。

 55号を放ってから15試合ノーアーチで苦しみ、最終戦の最終の打席で日本選手として最多新記録の56号を放った村上の話だけに、他の受賞者も感心した様子を見せた。

 最後に村上は「もう一度土台を作って、高い目標を立てながら頑張りたい」と来季に向けて意気込んだ。