プロ野球・日本ハムが来年3月に開業する新球場「エスコンフィールド北海道」(北海道・北広島市)のファウルゾーンのサイズが公認野球規則より狭いと指摘されている問題で、OBで元投手の斎藤佑樹氏の〝予言〟が注目されている。

 規則では、本塁からバックネット側のフェンスまで60フィート(約18メートル)以上が必要だが、新球場では15メートルほどしかない。新球場はグラウンドと客席が近いように設計され、観客が臨場感を楽しめるのがウリになっている。日本ハムは問題を受けて8日、対応を協議中と発表した。

 斎藤氏は日本ハムのユーチューブチャンネルの5月27日配信で、新球場を訪れて潜入取材した模様をリポート。新球場の内外装を見て「スゴい!」と絶賛を連発した。

 コンコースから観客席に出ると、スタンドからグラウンドが「スゴく近くに感じます」と圧倒されたよう。一塁側内野席に移動し、眼前に広がるファウルゾーンについて「選手が近い(ように感じる)から見やすい」とうなる。その後、関係者に確認するように「ホームベースからバックネットまで15メートル」と語った。

 斎藤氏は「ファウルゾーンがほとんどない(ように感じる)んですよね。だから(観客は選手を)近くに感じるんだ。臨場感はより増します」と指摘。その感覚を「衝撃」と表現し、「ファウルゾーンが短いから投手泣かせだ」と元投手だけに投手に〝同情〟した。

 斎藤氏は図らずも、ファウルゾーンの狭さは実感していた格好だ。

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