そんなんオマエ、眼中にないわ――。阪神・岡田彰布監督が矢野前政権から続く試合終了後の整列&一礼を〝完全拒絶〟した。

 ファンサービスを重んじていた矢野前政権時は、ホームゲームでの試合終了後は敗戦の時でも必ずナイン全員でグラウンド上に整列し、応援してくれたファンヘ一礼を送ることが習わしとなっていた。だが岡田監督はこの慣習を「整列すんのもな、眼中にないわ(笑い)。負けてなあ、グラウンドで…。お客さんも見たくないやろ」と一蹴。2004年から08年までの第一次政権時も「勝っても負けてもやってなかったよ。(勝った時もナインをベンチから)迎え入れて終わりやろ」とのことで、来季からは改めて〝岡田の流儀〟を貫くことを明言した。

「負けたらすぐにベンチに帰るわ(笑い)。(ゲームに勝った)相手がベンチから出てきてヨイショ言うてる時になんで頭下げなアカンねん。俺は負けたら腹立つわ。眼中にない」と勝負師としての矜持をムキ出しにした岡田監督。来季こそ虎党へ、18年ぶりとなる〝アレ〟を届ける事のみに専念する構えだ。