人気アイドルグループ「AKB48」が7日、東京・日本武道館で3daysの初日公演「リベンジ!新チームお披露目コンサート」を開催。アンコールでは、全国47都道府県の代表からメンバーなる「AKB48チーム8」が、来年4月の「チーム8コンサート」とAKB48劇場「チーム8 9周年公演」をもって、活動を休止することが発表された。

 グループ単独では、9年6か月ぶりの武道館公演。19日発売の60thシングル「久しぶりのリップグロス」を記念し、初日公演は「リベンジ!新チームお披露目コンサート」と題して開催。向井地チームA(18人)、田口チームK(17人)、浅井チームB(18人)、倉野尾チーム4(15人)、17期研究生(10人)の総勢78人が出演した。

 チーム8は2014年4月に結成。AKB48の「会いに行けるアイドル」ではなく、「会いに行くアイドル」をコンセプトで、全国各地で積極的にイベントやライブなどを行ってきた。
 
 昨年3月に結成から活動をバックアップしてきたトヨタ自動車がサポートを終了。47人いたメンバーも30人に。現在、メンバーはチーム8に在籍しながらA、K、B、4の各チームに兼任し、最新シングル「久しぶりのリップグロス」でも選抜メンバー16人のうち、小栗有以、本田仁美、倉野尾成美ら7人が選抜され、グループをけん引する存在となっていた。

 アンコールの映像でチーム8は来年4月に「チーム8コンサート」と「AKB48劇場 チーム8 9周年公演」をもって、活動休止することが発表。なお、休止後については、チーム8メンバーは兼任先のチームへ所属となり、今後もAKB48のメンバーとして活動する。

 事前に知らされていたというが、メンバーは号泣。熊本代表の倉野尾成美は「いつかはこの日が来るとどこかで思っていた。ちょっと寂しい気持ちはあるんですけど、休止ですし、終わるわけではない。休止してもみんんな仲間ですし、これからも活躍すると思います。皆さん、どこかでチーム8のことを考えて下さったら」とファンに呼びかけた。

 東京代表の小栗有以は「チーム8として活動してきたすべての時間はかけがえのないもの。休止ではあるんですけど前向きに。チーム8がAKB48に加わって、みんなで前を向いて一致団結して盛り上げていきたいです。チーム8メンバーは心の中で一緒。前向きに盛り上げていく熱い気持ちでいます」と宣言。さらに「またみんなで強くなって戻ってこれるように頑張っていきたい」と〝活動再開〟を願った。

 AKB48グループ総監督の向井地美音は「今のチーム8の存在がなかったらAKB48成立していなかったと思う。再始動するタイミングもあると思うので、AKB48グループ全メンバーで全力で盛り上げていきたい」と意気込んだ。