卓球の世界選手権団体戦(中国・成都)は5日、女子決勝トーナメント1回戦が行われ、日本は韓国を3―0で下し、準々決勝進出を決めた。

〝因縁の対決〟を制した。第1試合は伊藤美誠(21=スターツ)がキム・ナヨンと対戦。伊藤は第1ゲームを落としたものの、続く第2ゲーム以降は着実にポイントを重ねて3ゲームを連取し「やっと試合だなと思った。すごく楽しかった」と笑顔を見せた。

 直後の第2試合は木原美悠(18=エリートアカデミー)が、イ・シオンに3ゲームとも競りながらストレート勝利。「ちょっとドキドキしたけど、勝ちきることができてよかった」。

 そして第3試合は絶好調の長崎美柚(20=木下グループ)がユン・ヒョビンに3―1で完勝した。今大会初めてゲームを奪われたが、引きずることなく本来の実力を発揮。「相手が思いきりのいい選手で少し圧倒されてしまったのと、自分のスピードドライブとかが入らなかった」としつつ「最終的に3人で勝ちきることができて幸せです」と充実の表情だった。

 この日は早田ひな(日本生命)を温存した日本。準々決勝はスロバキアとの対戦が決まった。

 一方、男子は同1回戦でブラジルに3―0で快勝。2016年以来、2大会ぶりのメダル獲得に王手をかけた。