格闘技イベント「超(スーパー)RIZIN」(25日、さいたまスーパーアリーナ)の出場選手インタビューが23日に行われ、朝倉未来(30)がエキシビション戦で対戦するボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(45=米国)をこき下ろした。

 22日にメイウェザーが行った公開練習を見たという未来は、話題となった高速で行われたミット打ちを「太鼓の達人みたいだなあと思いました。〝音ゲー〟やってんのかなって」とバッサリ。さらに「見世物じゃないですか。アレってどちらかというとトレーナーがすごいと思うんですよね」と見下して笑いを誘った。

 さらにルールについても2018年の那須川天心戦同様、ボクシングにない動きを一切認めていないと明かし「すごいうるさいんです。『足をあげるのも投げるのもダメだ』と言ってきていて、ほぼほぼ何もできない。足を上げるフェイントすらダメっていうことなんで。ピュアなボクシング以外ダメみたいです。ビビってんじゃないっすかね」と笑う。

 さらに21日の会見で同席した印象を「厚底の靴を履いてたんでちょっとデカくなってました。オーラとかってあんまり感じないタイプなんで。普通の人間って感じです」とした。

 試合に向けて改めて「ケンカだと思ってるんで気合っすね。根性でいこうと思います。パンチ力は俺の方が強いと思います。倒しに行きますよ。甘く見てると思うから」と〝ジャイアントキリング〟を宣言。さらに「とにかく、総合の練習を早くしたいですね。この2~3か月ボクシングの練習ばかりしていて。たまに総合の練習を挟むと楽しいなって。総合の練習がしたいです」と大一番の〝先〟も見すえた。