森保ジャパンのDF長友佑都(36=FC東京)が、MF長谷部誠(38=Eフランクフルト)の電撃合流に大興奮だ。

 長谷部は所属クラブの休暇を利用して22日から代表チームに合流し、3日間同行することになった。まだ現役バリバリだが選手としての招集ではなく、ミーティングなどでW杯の経験などを伝えていく役割を担う。

 米国戦(23日)に向けた公式練習後に取材に応じた長友は「一番会いたい人と言っても過言じゃない。会った瞬間、本当にうれしくて抱きついた」と3大会連続でW杯を共闘した元主将の登場に大喜び。「本当にいるだけで緊張感がある。心身ともに整う感じがある。これは長谷部さんしか出せない雰囲気とオーラ。ひしひしと感じながら幸せな時間を過ごした」と長谷部がチームに与える絶大な好影響を指摘した。

 欧州の第一線でキャリアを重ねてベテランとして存在感を見せ続ける共通点もあるが「近いなんて言えない。ちょっと次元が違う。化け物ですよ」と最敬礼だ。

 一方で、チームの現状にも大きな手ごたえをつかんでいる。「すごくいいディスカッションが日々繰り広げられている。みんな初戦のドイツを意識して、どういうふうにプレスに出るのか出ないのか、ブロックを作って持たせる感じになるのか。若い選手からもすごく意見が出る。緊張感がある中で話し合っている」と活発な議論が展開されているという。「今までの代表で、ここまで意見を言い合える関係性はなかった」とコミュニケーション面は〝歴代最高〟と太鼓判を押した。11月開幕のカタールW杯を前に、森保ジャパンのムードは急上昇している。