中日は22日のヤクルト戦(神宮)に3―0で完勝。先発の高橋宏が7回1安打無失点の快投劇で6勝目(6敗)を挙げた。打線は5回にA・マルティネスが17打席ぶり安打となる適時打、不振の高橋周が21打席ぶり安打となる適時二塁打で先制点を奪うと、7回も高橋周が適時打を放ち3点目を奪い、そのまま逃げ切った。

 以下は立浪和義監督(53)との主な一問一答。

 ――高橋宏はほぼ完璧な投球内容

 立浪監督 そやね。素晴らしいですよ、本当に。どこの球場でも、しっかり投げてるし、余力はあったが、次ちょっと間隔詰めて投げさせるので、その考えの中で、今日は申し分ないと思います。

 ――対村上にほぼ直球勝負で2三振を含む3打席無安打に封じた

 立浪監督 そうですね。

 ――直球を外角中心に攻めた

 立浪監督 今はホームラン記録がかかっているので、この間から、だいぶ力んでいる。こっちは助かってる部分もあるが。でもあれ(7回の左飛は)いってましたよ、風が(助けてくれた)。阿部のやつもそうでしたけど、アゲンストで救われた。今日は(高橋)宏斗に関しては申し分ない投球でした。

 ――村上から直球で2三振を奪った

 立浪監督 これは自信にしてもらいたい。フォークボールっていう武器があるが、やっぱり基本は真っすぐで。トータルしたら、ちょうど2、3回前の登板の時にやっぱ変化球とか、特にフォークの割合が多いので、やっぱりあれだけの真っすぐがある。もう少し真っすぐの割合増やしていかないと。やっぱりフォークボールは終盤落ちなくなるし、結局長いイニングを投げるためにはということをこれから考えていかないといけない。その中で今日は良かった。

 ――今後は間隔は中6日にするのか

 立浪監督 まあ普通なんですけどね。最後1回はその予定でいる。

 ――打線は序盤に残塁が多かった

 立浪監督 あのルーキーの投手(山下)が投げている中で、初回は本当は攻められれば良かったが、でもその中で(高橋)周平が打ったり、アリエル(マルティネス)が打ったり、結果的にタイムリーが出た。毎日言うてますけど、もっと点が取れるように。安打は出てるからあと1本っていうところですね。

 ――思い切りが必要

 立浪監督 それがずっと今年通して課題だが、結局、試合の中で打っていって、自分で自信つけていかないと、チャンスでなかなか打てないんで。

 ――高橋周を試合前に熱心に指導していた

 立浪監督 練習で良くても、試合になるとどうしても当てにいくと言いましょうか。やっぱり距離が取れなくなる。とにかく打てなくていいから思い切ってやろうとしていることを試合の中でやろうと。あとはもっとどんどん打ちにいけと。積極的に空振りを怖がらず。と、いうことはこの間からずっとやっているが。波留コーチと一緒に。今日タイムリー2本だから、打席の中で自信を持ってやってくれないっていうところではね。今日は非常に二死から効果的なタイムリーが出たので自信にしてもらいたい。