ソフトバンクの王貞治球団会長が8日、引退会見を行った中日・福留をねぎらった。

 指揮を執った第1回WBCの準決勝・韓国戦では、不振によりスタメン落ちしていた福留を同点の7回に代打起用。ここで見事な一発を放つと日本が初代王者に輝いた。「彼と一緒にプレーしたのはWBCだけだけど、あの時に貴重な優勝につながる最高のホームランを打ってくれた。僕の野球史の中に残る選手だと思う」。

 45歳までプレーしたことについて「自己管理を気を付けながらやったからだと思う」とたたえ、「この後どういう道に進むか分からないけど、野球しかないと思うんだよね。後進を指導して、彼がやったようなチャレンジすることを若い人に教えてやってほしいと思う。お疲れさまでした」とエールを送った。