ゴルフの「全米女子アマチュア選手権」で日本勢37年ぶり2人目の優勝を果たした馬場咲希(17=代々木高2年)は、先輩たちのプレーから大きな学びを得ている。

 快挙達成後、初の国内試合となった女子ツアー「住友生命レディス東海クラシック」初日(16日、愛知・新南愛知CC美浜C=パー72)では、ツアー通算4勝の原英莉花(23=NIPPON EXPRESSホールディングス)と、8月に史上3人目となるツアー初制覇から2週連続優勝を達成した岩井千怜(ちさと=20、Honda)と同組で午前7時50分にスタート。実績のある先輩とのラウンドに、馬場は「初めは原さんと身長の話をしていたけど、質問をし合っていろいろ話しました。千怜さんとは、関東ゴルフ連盟の強化チームで一緒だったので、そのことについて話していました」と笑みを浮かべた。

 この日の馬場は1バーディー、5ボギーの76で4オーバーと、思うようなゴルフができなかった。その一方で「原さんはすごく飛距離が出ていて、そのあとのショットもスピンをかけて寄せる感じで、自分が将来目指すようなプレーをしていた。岩井さんはパターがすごくうまくて、ファーストパットは必ず強めに打っていて、パターに自信がないと打てないと思ったので、自分も自信を持って強めに打つ気持ちでやりたい」と、間近で一流のプレーを目の当たりにしたのは大きなプラスだ。

 ホールアウト後には、休憩を挟んで練習を始めた馬場。一つひとつの経験を、成長への足掛かりとする。