俳優・水谷豊(69)主演の人気ドラマシリーズ「相棒 seasоn21」(テレビ朝日系)に、〝初代相棒〟寺脇康文(60)が戻ってくる。同局サイトで発表された。10月スタートの新シーズンから出演する。

 水谷演じる杉下右京警部の相棒は、3月終了の前シリーズで4代目にあたる冠城亘役・反町隆史が卒業。後任をめぐっては田中圭や福士蒼汰、稲垣吾郎、町田啓太の名前が取り沙汰されていた。

「新相棒については徹底したかん口令が敷かれていました。すでに撮影は春先にスタートしているはずなのに、一向に(新相棒の)名前が聞こえてこない。変だなと思っていたら、なるほど、寺脇さんの〝出戻り〟だったわけですね」(芸能プロ関係者)

 寺脇が演じた亀山薫が水谷とタッグを組むのは約14年ぶり。薫は2008年12月の「seasоn7」で特命係を離れ、南アジアに移住。その後、杉下とは一度も顔を合わせていない設定だ。

 当時、寺脇卒業の際には水谷との不仲説もウワサされたが、〝出戻り〟でそれも払拭されよう。
「そもそも寺脇さんの卒業は不仲説ではなく、水谷さんが〝独り立ち〟して欲しいという思いから背中を押しただけ。関係は良好ですよ」とはドラマ関係者。

 さらに寺脇が戻ったことで、3代目相棒の成宮寛貴(39)の出演も期待されている。成宮演じる「甲斐享」は15年3月、自ら犯罪に手を染める衝撃的な結末で卒業。成宮本人も16年12月に薬物疑惑が引き金となり、芸能界を引退したが、前出ドラマ関係者は「水谷さんは一連の疑惑を信じておらず、引退後も『ナル(成宮)、大丈夫かな』と心配していました」という。どこかで成宮を引っ張り出してもおかしくない。

 10月スタートの新シーズンは相棒の集大成になりそうだ。