日本相撲協会の芝田山広報部長が27日、電話取材に応じ、時津風親方(47=元幕内時津海)が新型コロナウイルス対策のガイドライン違反をしていたとの報道を受けて「調査はするという話を聞いた。そこが先に動かないと、本人が言っていることが本当なのかどうかも分からないし、周りの人からも聞いて。今のところは、それだけ。詳しいことは何もない」と語った。

 協会として時津風親方から話を聞いたかについては「本人に聞いたのかどうかは、まだ今のところはこれといってお伝えできることはない。これからいろいろ話を聞いて調査すると思う」と明言せず。

 また、27日には理事会が予定されているが「理事会でどうなるのかどうか、ちょっと分からない」と話すにとどめた。

 時津風親方は不要不急の外出が禁じられている初場所期間中にマージャン店に行くなどの行為があったという。

 昨年9月にも外出禁止の規則を破って知人とゴルフなどを行い、場所後に「委員」から「年寄」への2階級降格処分を受けたばかり。今回の違反処分を受けて、協会は理事会で正式な処分を決める方針。「退職勧告」や「解雇」などの厳罰が下される可能性が高い。