広島は21日、阪神に0―2で敗れ、今シーズンの優勝が完全消滅した。

 先発・遠藤淳志(21)が課題の立ち上がりでまたも失敗した。初回に虎の助っ人・マルテに先制2ランを被弾。その後は6回まではスイスイ抑えたが、結果的に初回の被弾が決勝点となる展開。右腕に限っては、初回炎上→2回以降立ち直るのが毎度のパターンだ。

 佐々岡真司監督(53)は「(遠藤は)相変わらずだよね。2回以降は人が変わったようになるのも…なんで最初からできないんだよって話。1試合とか2試合の話じゃない!」と試合後もご立腹が収まらず。

 結果的にこの日の敗戦で就任初年度でのリーグV奪回の可能性も完全消滅したが「残り試合、一つずつに集中している」と話すにとどめ、足早にバスへと乗り込んだ。