【日本シリーズ大予想:加藤伸一(本紙評論家)=ソフトバンク4勝2敗)】今のソフトバンクは、あらゆる面で今年一番の状態にある。レギュラーシーズン中に一発頼みな面のあった打線は牧原、今宮の1、2番コンビが機能し、柳田とデスパイネの3、4番も好調を維持。西武とのCSファイナルステージでは松田宣や内川、中村晃、長谷川勇も持ち味を発揮し、4戦連続2桁安打で1試合平均8点を奪った。投手陣も高橋純に加えて岩崎、ロングリリーフもいける石川が入り、中継ぎ陣の厚みが増した。勝ちパターンの甲斐野、モイネロ、森も盤石で付け入るスキがない。極端な話、先発が4、5回ぐらいまで試合を壊さずに投げてくれさえすれば、勝ちを見込める。

 巨人が6年ぶりの日本シリーズなのに対し、ソフトバンクは3年連続。経験の差からもソフトバンクが有利と見た。