【日本シリーズ大予想:大友進(本紙評論家)=ソフトバンク4勝2敗)】質量ともソフトバンクの投手力が巨人を圧倒している。経験も豊富で、短期決戦慣れしている選手も多い。故障者だらけだったシーズンから一転してCSで戦力が充実し始め、今が今年一番のチーム状態と言っても過言ではない。最大の強みである選手層の差で今年もシーズン2位から日本一連覇が実現すると見る。

 対する巨人は5年ぶりのリーグ優勝。若い岡本が相手バッテリーの徹底マークにあい、昨年の日本シリーズでも対戦している丸も簡単には打たせてはもらえないだろう。投手出身の工藤監督だが、西武とのCSファイナルステージでは攻撃面での用兵もズバズバ当たり、勝負師としての勘が冴え渡っている。短期決戦巧者でチーム状態が充実した今のソフトバンクには負ける要素が見当たらない。