元「モーニング娘。」の田中れいな(29)が主演するミュージカル「赤毛のアン」の東京公演が20日、メルパルク東京で行われた。

 田中はモー娘時代の10代の頃から、ファンとの掛け合いで「おつかれーな!」というあいさつを使っていた。新元号が「令和」と発表されると、ファンが「えっ!『おつかれーわ』じゃん」「もう『れいな』って名前も『れいわ』にすればいいじゃん」と盛り上げてくれたという。

 だが「それを友達に言ったら『何言ってんの!?』って冷めた感じで言われちゃって…。私の周りはあんまり。なんかそういう感じじゃない」。

 ただ和という字は「な」とも読める。実際に江戸時代には元和(げんな)、天和(てんな)という元号も存在した。そこで本紙記者が「令和は『れいな』とも読める」と教えると「え~、そうなんですか! じゃ、私の周りで『れいわ』じゃなくて『れいな』って呼ぶように言っときます。れいな元年」と喜んだ。

 さらに「そうやって言われると、なんかちょっと運命感じちゃって、令和になってからすごくいいことがあるんじゃないかって思ってます」とも。その「いいこと」とはもちろん、「この『赤毛のアン』に出れたこと」だという。

 田中は平成元年生まれの上、誕生日まで1並びで11月11日と縁起がいい。本名は漢字の「麗奈」だが、同じ名前の女優・田中麗奈(39)がいたため、2003年1月にモー娘に加入してすぐ、芸名を平仮名にした。

 当時は13歳で「やっぱ子供だったから、『私、(名前は)平仮名じゃないのにな~』みたいにちょっと違和感とかがあった」。ただ、今年でもうデビュー17年目。「平仮名になってからの方が長いんですよ。だから(麗奈とれいな)“どっちがホントの自分なんだろう”っていう感じですね」。

 とはいえ芸名を本名の「田中麗奈」に戻したい気持ちは「も~ないですね」という。