女子高生も参戦! 目指すは五輪種目! 健康マージャンの全国大会「文部科学省後援 全日本健康麻将選手権2019」が3日、東京・国立オリンピック記念青少年総合センターで行われた。
お金を賭けずに行う健康マージャン人口は年々、増加中。地域におけるコミュニケーションの場となり脳の活性化につながることで高齢者にもウケていたが、近年は10代をはじめとした若年層へも広がりを見せている。
今回の大会には全国23都道府県から予選を勝ち上がった選手132人(予選参加者は約3000人)が一堂に会し、高校生や大学生も参加した。
中でも注目を集めたのは昨年行われた「高校女子オープン大会2018夏・冬」でそれぞれチャンピオンに輝いた2人の女子高生、島村奈菜さんと三澤瑠花さん。ナンと2人ともまだ16歳の1年生だ。2人並んで選手宣誓をした後、対局開始。残念ながら優勝はならなかったものの、“人生の先輩”たちを相手に堂々たる戦いぶりを見せた(優勝は82歳の男性!)。
彼女たちや今回参加した大学生たちにとってマージャンはどういうものなのか。昼休みに行われたパネルディスカッションでは「判断力を養える」「人とのコミュニケーションのとり方を学べる」といった声が出た。
オジサン世代からするとビックリかもしれないが、マージャンは今や“ポンチーロン”のギャンブルではなく、何かを学べる生涯学習ツール。全日本健康麻将協議会の顧問を務める馳浩衆院議員も「こういった大会に参加することによって豊かな教養が身につきます」とビデオメッセージを寄せた。「将来はオリンピック競技の正式種目を目指し、国会議員の超党派で健康マージャンを支援する議員連盟もできました」(馳氏)というから、今後、その存在がますますクローズアップされそうだ。