アイドルグループ「SUPER☆GiRLS」の浅川梨奈(19)が主演する映画「劇場版 リケ恋~理系が恋に落ちたので証明してみた。~」が2月1日に公開される。11日にグループを卒業する浅川にとって、これがソロ転身後の初主演作。数々の雑誌の表紙を飾り、グループの顔だった浅川はなぜ卒業するのか?「女優」として歩き出すことを決断した浅川が、正直すぎる本音を明かした。

 ――俳優・西銘駿とのダブル主演。恋愛経験のない理系の男女が「お互いを好き」であることを理論的に証明するラブコメディー。西銘演じる理系バカの雪村心夜の相手、“ツンデレ理系美女”氷室菖蒲役を演じる

 浅川:同名漫画の原作に引っ張られすぎないように気をつけました。現実にいてもおかしくないような氷室菖蒲を作っていくところが大事だなと思って。私は原作がある作品ではいつもそうしているんですけど、「どうしてここでこう言っているんだろう」「こういう行動をしているんだろう」と読み解いていく作業をして役を作っていく。登場人物がみんな特殊なので、普通にやってたらのまれちゃうと思ったので、考えながら演じました。

 ――グループから卒業するが、ソロとして、グラビア界でも雑誌の表紙を飾った回数の多かった女性を表彰する「カバーガール大賞」で女王の座をゲットしたこともある。アイドルのまま女優業との両立は考えなかったのか

 浅川:私、嫌なんですよ。高校を卒業したらアイドルを卒業すると、ずっと決めてた。だけど、その時期に急な卒業など、グループにとって大きなことがあって、私が抜けられる状況じゃなくなってしまって。私の卒業を考えた時に「10代はキラキラしたアイドルとして生きよう。20代は自分のために生きたい」と思ったんです。グループのために身を削るのではなく、自分のために身を削りたいと…。あとは親孝行もしたいなって。グループにいたら、固定給なので(笑い)。歩合制になれば、親孝行もできるんじゃないかと。正直、それもあります。

 ――演じることへの熱意が勝っていった

 浅川:私にとって一番やりたい、お芝居の仕事ができない状況もあった。グループにいると、スケジュールの都合でお芝居の仕事がなくなったこともありましたし。「私は何をやっているんだろう」「一番やりたい仕事ができないなんて」と思ったことも。アイドルの間は仕方ないことは分かっていた。だけど、今は若いからいいけど、22~23歳になってからだと、私はいろんな吸収に時間がかかるので遅いなと。早い段階で覚悟を決めなきゃいけないなと思ったんです。

 ――昨年10月に卒業を発表した際、ブログで「私にとってアイドルとは青春を捧げるもの」で、卒業する決断について「私はアイドルとしてこれは正解だと思っています」と書いていた

 浅川:私、今まで何もスキャンダルは出てないんですよ。意外とちゃんとアイドルとしてやってきたんです。ファンの人への当たりが強いし、ぶつかってケンカもしてきたけど、一度も裏切ることはしていない。最低限のアイドルとしてのラインはちゃんとしていたうえで、今の自分がある。応援してくれる人がいるから、今の自分にはやりたいことがあるのも分かっている。そこは本当に気をつけていました。

 ――女優への思いはそれほど熱かった

 浅川:私は今までもお芝居の現場に、アイドルとして行ったことは一度もない。将来的に女優をやっていきたいと思っていたので、「アイドルなのに芝居ができるね」とか、“アイドルなのに”という言葉が一番嫌で、すごい重荷になってきていた。だからアイドルというものを捨てて、卒業をしてちゃんとお芝居でやりたい、生きていこうと思ったんです。

☆あさかわ・なな 1999年4月3日生まれ。埼玉県出身。2014年に「SUPER☆GiRLS」に加入。ソロとしても多くの雑誌の表紙グラビアを飾る一方、舞台、映画、ドラマなど、女優としても活躍。今年は「劇場版 リケ恋~理系が恋に落ちたので証明してみた。~」をはじめ、すでに映画5作品の出演が決定している。