タレント・さとう珠緒(42)に、前事務所「プチスマイル」が約3000万円の損害賠償を請求した民事訴訟で請求棄却とされた件で、前事務所の菊池玲子社長が本紙の取材に応じ「『さとうの全面勝訴』と報じられたが、事実は違う」と猛反論。すでに控訴したことを明かし、「控訴審では新たな証拠を提出する」と語った。また、法廷でさとうが「菊池社長が若い俳優に入れあげている」と発言したことに「事実ではない!」と怒り心頭。控訴審でも再びドロ沼のバトルが展開されそうだ。
さとうと前事務所の“ドロ沼裁判劇”の争点は2点に絞られる。
さとうの母親(故人)が2004年に、「税金の追徴課税が払えない」と前事務所から約1000万円を借りて完済していないこと。もう1つは某美容外科のモデルとして受けた施術のビフォー&アフターをTBS系「サンデー・ジャポン」で紹介する企画をドタキャンしたことによる「損害金1800万円を払え」というもの。どちらも第一審では棄却された。
菊池社長は「“さとうの勝訴”と報じられたことについて、異議があります。まず1000万円の借金については認定されています」と切り出した。ただ借金について裁判長は「商行為における債権」とし、商法の定めにより「貸付日から5年以上経過しており、債権消滅している(訴訟提起は2012年)」と、時効による消滅と判断された。
また美容整形企画のドタキャンについて、さとうは「施術により体調不良となった。こんなことを視聴者に勧められない」と“ドタキャンは社会的に認められる”というような主張をしていたが、これも判決では認められていない。
ただ、裁判長は「前事務所は代理店に法的責任を指摘されただけで、実際に代理店に損害請求されてもいないし、支払いをした事実も認められない。前事務所に1800万円の損害が起きたとは認定できない」との判断を示した。
同社長は「実際にさとうが債務を承認している新証拠も提出します。損害も起きている。控訴審で明らかにします」と主張した。
また、昨年10月の口頭弁論でさとうは、同社長と所属の若手俳優A(現在は引退)との“怪しい関係”をにおわせたことがある。同社長は「なぜ、ああいうことを言うのか」と唇をかんだ。
「いまはAさんは一般の人なので、こういうことで名前が出るのは心が痛みます。売れてもいないのにAさんに専用車をつけたなど、さも私が便宜を図り、会社のお金をつぎ込んだようになっているのは心外です」と怒り心頭。「私は『売り出そう』と決めたタレント全員に程度の差こそあれ、車や給料などのフォローアップは行っています。Aさんだけ特別扱いしたわけじゃない。Aさんも名前が出て困っている。どういう気持ちでさとうは話したのか。別の意図があった気がしてならない」
ドタキャン騒動以降、さとうと同社長の関係は冷え切っていたという。
「彼女が自分で受けた仕事も『やりたくない』とごねる。ある時は『飼っている犬5匹の面倒を見る人がいないから仕事をキャンセルする』とまで言いだし、私が世話したこともありました」と暴露した。ただ「さとうがああいうふうになったのも私のタレント育成方針が間違っていた」とも。「自分の思い通りにいかないことはやらない。最後の方は仕事もえり好みし、マネジメントに大変苦労した。お母さんがご存命のころはまだ歯止めがかかっていましたが…。私はすべてを清算して、また一からやり直したい。そのために裁判をやりぬきたい」
板倉宏日大名誉教授(刑法)は「このケースではよっぽどの新証拠がないと、控訴審でひっくり返ることはないでしょうね」と指摘するが、同社長は反撃に自信を見せる。ドロ沼バトルはまだまだ続きそうだ。
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