西武はオリックス入りしたOB・中島裕之内野手(32)を、どう攻めるのか。その対策の内容が明らかになってきた。
すでに田辺監督が「もともとインコースに弱点がある。一発当ててやろうか」と挑発しているが、これがまさに西武の考える“中島潰し”の原点だ。内角に弱点があるのはほぼ全ての打者にいえる共通項だが、気の強い中島は特に体の近くを攻められると、十中八九キレて頭に血がのぼる。
西武時代の2011年7月11日のオリックス戦では高宮(現阪神)から死球を受け、乱闘寸前の警告試合に発展。「(オリックスは)しょうもないチーム。今年中に必ず試合の中でやり返しますよ」と怒りを爆発させていた中島のキレっぷりはハンパなかった。
とにかく中島のケンカっ早さは筋金入りで、まだ一軍にデビューしたての04年、ダイエー(現ソフトバンク)とのプレーオフ第2ステージ初戦では先発・新垣(現ヤクルト)から左手に死球を受けレッドゾーンに突入。当時22歳の中島は2つ年上の右腕にひるむどころかにらみつけ「あのクソガキ、絶対に許さへん!」と闘志をむき出しにしていたものだ。
西武ナインも「中島さんを怒らせたら誰も止められない」。チーム関係者は「ナカジは気持ちが強いから当てられた後でも平気で踏み込んでくる。つまりカッカしている時にストレート勝負にいくと逆にいかれてしまうということ。そうなった時こそ、より冷静に緩急を使って打ち取れば余計本人をイライラさせられると思う」と攻略法を明かした。果たして西武が初めて敵に回す中島との対決は遺恨となるのか。両者が互いを知り尽くすだけに興味は尽きない。












