【2015年Jリーグ大予想:三浦憲太郎】Jリーグは今季から前後期の2ステージ(S)制が導入される。第1Sは17試合の短期決戦となり、7日の開幕に向けて万全の準備を整えたチームが最も「優勝」に近いと言えるだろう。そこでオフに大型補強を実施した浦和が大本命と考えている。

 今季はアジアチャンピオンズリーグ(ACL)に参戦することで日程はタイトになる。ターンオーバー制実現のために、11人もの選手を獲得。国内外の戦いを両立する戦力を整えた。昨季終盤は失速し、タイトルを逃したが、第1S制覇には十分な陣容となった。

 J2に降格した大宮から獲得した現役スロベニア代表FWズラタン(31)は確実に“2桁”が期待できるストライカー。元日本代表FW李忠成(29)、同FW興梠慎三(28)と合わせ、得点力アップは間違いない。若手アタッカーのMF関根貴大(19)をはじめ、サイドからのクロスもさらに有効化しそうだ。

 もともと守備力には定評があり、まさに他クラブがうらやむようなチーム編成。新戦力がフィットすれば、前半戦は独走しても不思議ではない。

 浦和追撃の1番手はACLに参戦しないFC東京。守備の意識が高まる中、元日本代表FW前田遼一(33)を獲得し、選手層は厚くなった。またJ2を圧倒してJ1に臨む湘南は、運動量と高い組織力を発揮できれば第1SのV争いに絡むはずだ。(サッカー担当デスク)