【東スポ映画大賞】宮沢りえ(41)と共演した「紙の月」での演技が光った大島優子(26)は助演女優賞に輝いた。大島個人としては、たけし審査委員長と“初共演”。

「この賞をほんとにもらっていいのかって、いつも自分の中で疑問が浮かぶんですよ」と心境を告白した大島。AKB48卒業後、初出演した映画で数々の賞を受賞している状況に戸惑いを見せた。

 そんな迷いを吹き飛ばしてくれたのは、たけしの“言葉”だった。

「たけしさんに『今まで大人数でやってきて、どこに自分がいたらいいのかちゃんと感覚というものを持っている。それが生きて今回の映画でも役をしっかり務めていた』と言っていただけてうれしかった」と感謝した。

 大島の所属事務所・太田プロダクションには、かつてたけしも所属。“先輩後輩”の間柄だが、なんと住んでいた寮も同じだった。「たけしさんが以前、住まれていた(事務所の)寮に高校卒業してから住んでいたんです。毎日、そのおうちで霊を見て。本当に怖い家なんですよ! だけど、そこに住んだおかげで、総選挙1位に初めてなれたのかも(笑い)」と“御利益ハウス”でもあったようだ。

 東スポ映画大賞ならではの“笑い”が絶えない授賞式に「本当に面白かったです!」と声を弾ませた大島は、たけしの言葉に将来の目標も重ねた。

「たけしさんが式でエンターテインメントという言葉を使われていて。私はずっとエンターテイナーになりたいって思っていたんです。遊び心を持って、お芝居にも取り組んだり、もっと楽観的にやっていきたいなってすごく思いました」

 将来については「今までに例がない女優さんになりたい」とキッパリ。たけしの作品への出演も期待されるが「もちろん出たいですよ」と笑顔を見せる一方「もっと人生経験を経てからじゃないと、足を突っ込めない世界だと思います。いろんな経験をした後に声をかけてもらえるように、人生を豊かにしていきたい」とハードルを上げた。