【2021Jリーグ大予想 中西崇太記者】最強王者に死角はないのか。J1は26日に川崎―横浜M戦(等々力)で開幕する。今季は20チームが参戦し、J2降格が4チームになる中、新型コロナウイルスの影響でまだ来日できない外国人選手がいるなど、例年とは違う状況でスタートする。群雄割拠のJ1戦線を本紙サッカー取材班が大予想した。

 昨季王者の川崎が優勝候補の筆頭であることは間違いない。しかし、長丁場を戦う上で大黒柱の中村が引退したのは大きなマイナス。だからこそ、2010年以来のリーグVを目指す名古屋にチャンスがありそうだ。

 昨季3位も、J1C大阪から元日本代表FW柿谷、J1川崎から同MF斎藤など、積極的に補強を敢行。手薄だった選手層に厚みが増した。特に攻撃面では新戦力の相乗効果もあり、東京五輪世代FW相馬勇紀(24)やFWマテウス(26)らがキャンプで順調な仕上がりぶりを披露。昨季リーグ最少失点だった守備力の高さには定評があるだけに、伏兵の快進撃に期待が集まる。