メッツがブルワーズでエース右腕だったフレディ・ペラルタ投手(29)をトレードで獲得した衝撃はまだまだ広がっている。

 昨季のペラルタはナ・リーグ最多となる17勝(6敗)を挙げ、防御率も2・70。今季限りで5年契約を満了してFAとなるため、かねてトレードがうわさされてきたが、再建中のメッツが電撃獲得した。

 一方、右腕を巡ってはドジャースも獲得候補に何度も挙げられてきた。先発陣はエースの山本を筆頭に大谷、スネル、グラスノー、佐々木ら豊富な戦力をそろえるが、今オフもワールドシリーズ3連覇へ飽くなき大型補強を敢行。結果的にペラルタを〝スルー〟する格好となったが、別の思惑が指摘されている。

 球団専門メディア「ドジャースウェイ」は22日(日本時間23日)、「ドジャースはペラルタのトレードを妨害できたが、より大きな目標がある」と報道。まずは現状の先発陣について「追加の先発投手を必要としていない。ローテーションを組む上で十分な投手陣を擁し、必要であれば6人ローテに移行できるほどの層の厚さもある」と評した。

 ただ、現状は不要でも隠された「大きな目標」こそ、タリク・スクバル投手(29=タイガース)の獲得だとみている。

「ペラルタはドジャースのユニホームが似合いそうだったが、現時点でそこまで手を出す必要がなかった。特に7月のトレード期限前にタイガースがスクバルを放出する可能性が残っている以上は。来オフ、スクバルがFAとなる前に獲得できる可能性が残っているのであれば、その扉をドジャースが閉ざすことはないだろう。(トレード要員となる)有望株という資本を温存し、ペラルタのような代替候補がいても飛びつくべきではない」

 2年連続のサイ・ヤング勝左腕をトレードで獲得するため、ペラルタをあえて見送ったというわけだが…。戦力、そして大物選手を抱えるだけの資金も豊富なドジャースだけに、今後も動きを注視されそうだ。