パ首位・ソフトバンクは9日の2位・日本ハム戦(みずほペイペイ)に4―1で快勝し、貯金を今季最多を更新する「25」とした。7カード連続勝ち越しを狙う首位攻防の初戦を制し、ゲーム差は今季最大の「2」に拡大。本拠地・みずほペイペイドームでの連勝を「10」に伸ばした。

 投打の軸が存在感を放った。試合の流れを変える一発が飛び出したのは、1点を追いかける2回。先頭で迎えた4番・山川穂高内野手(33)が加藤貴の高めに浮いた変化球を捉えて左中間スタンドへ放り込んだ。飛距離129メートルの豪快な17号ソロ。大砲も「うまく反応して捉えることができた。先制を許した直後に追いつくホームランとなってよかったです」と価値ある同点弾を喜んだ。この一発に続くように海野にも適時打が生まれて、一気に逆転。4回にはダウンズに4号2ランが飛び出し、効果的にリードを広げた。

 攻撃陣の奮起を受けて、先発の有原航平投手(32)も意地の投球を見せた。3四球を与えながらも7回4安打、1失点。「すぐに逆転してもらい、そこからはリズムよく投げることができた」。先発の役割をきっちり果たして自身8連勝。3年連続2ケタ勝利となる10勝目を手にした。

 試合後、小久保監督は「とにかく初戦が大事だと思っていた。(カードの)最初を取れてよかった」と安堵の表情を浮かべ、勝負強さを発揮したナインをたたえた。山川の同点弾については「大きかった。(相手に与えた先取点が)イヤな点の取られ方だったんでね」と序盤に流れを引き戻した一撃を称賛。6月以降9戦8勝と安定感抜群の有原には「先月も月間MVPを取ってますし、この2か月くらい本当に安定した投球を続けてくれている」と最敬礼だった。

 7月末の敵地3連戦(エスコン)を勝ち越し、今カードも大事な初戦を制した。10日の先発は今季ファイターズとの直接対決で5戦3勝、防御率1・29の左腕エース・モイネロ。3戦目もここまで9勝を挙げている3本柱の一人・大関を立てる。ライバルに重圧をかけ続け、優勝争いを優位に進める。