小倉智昭 フィギュア不正採点疑惑に「あってはいけないけど仕方ないよね」

2018年02月21日 10時59分

メダルを獲得した(左)からフェルナンデス、羽生、宇野

 羽生結弦(23=ANA)が金メダルに輝き、宇野昌磨(20=トヨタ自動車)も銀メダルを獲得した平昌五輪のフィギュアスケート男子に不正採点疑惑が浮上した。21日放送のフジテレビ系「とくダネ!」では、演技の映像と採点を比べて検証した。

 男子フィギュアでは羽生、宇野に続いてハビエル・フェルナンデス(26=スペイン)が銅メダル。中国の金博洋(20)はメダルにあと一歩の4位入賞を果たしたが、スペインなど外国メディアは「中国人ジャッジが金に高得点を与えた」などと9人の審判のうちの一人、陳偉光氏(49)の採点を問題視したのだ。

 番組ではフリー演技のフェルナンデスと金のジャンプについてVTR映像とともに検証した。フェルナンデスの「4回転サルコウ―2回転トーループ」は4人が「2点」、4人が「1点」と評価したが、陳氏は「マイナス1点」をつけ、他のジャンプはすべて辛めの「1点」とした。金については「3回転ルッツ+3回転トーループ」の採点で8人の審判が「0点」や「1点」をつける中で陳氏は「3点」。尻もちをついて失敗した「4回転トウループ」こそほかのジャッジと同じく「マイナス3点」だったが、他のジャンプはすべて「3点」を与えたことを紹介した。

 番組では五輪を取材している外国メディアの声を紹介。「この採点はおかしい」と問題視する記者もいたが「こんな問題は昔からあるさ」「選手の好き嫌いがあるのかもしれない。全員の審判にそれぞれの意見があるからね」という意見もあった。

 メインキャスターの小倉智昭(70)は「あってはいけないけど、仕方ないよね」「自国の選手に厳しい点数をつけたら、帰国したら何をされるか分からないよね」と採点競技にはよくある問題とコメント。

 出演したプロフィギュアスケーターの小林宏一(32)は「人が見て採点する競技なので、真っすぐ見る人もいれば、他の視点で見る人もいる」と明言を避け、「サッカーとか陸上競技のようにゴールやタイムのように、分かりやすいものではない。採点のないアイスショー、プロはいいですね」と話した。

 一方、コメンテーターのデーブ・スペクター氏は「出身国の審査員をやめるとか、対策できないんですかね。最終的には何の得にもならない。選手がかわいそう。ガチでやるべき」と提言した。