たけし ツービートネタをアレンジした綾小路きみまろの「ホステスいじり」

2018年02月20日 10時57分

綾小路きみまろ

【本紙客員編集長・ビートたけしの世相斬り】綾小路きみまろのキャバレーのオープニングのホステスいじりは、かなりツービートのテイストが入ってるんだよね。

「私はなんでも知ってるんです、やらせる女、やらせない女、楽屋にくれば2万円でやらせる女を教えます」とかやるとキャバレーではウケるんだよ。これがツービートのネタだった。

 それを綾小路がアレンジしてさ。順番にホステスを指さして「ここのキャバレーは美人揃い。みんな、ジュディ・オング、ジュディ・オング、こちらはキング・コング」って。客が沸いたら「いやいや本当に美人揃いです、中森明菜、中森明菜…あなたはどきな」。そういう三段ネタだよ。その綾小路のネタを、今度は片岡鶴太郎がかっぱらってさ(笑い)。

 あのころ俺たちがネタをやってたキャバレーを辞めた後に綾小路がよく来てたんだよ。綾小路はいつもオレたちの噂を聞いてたんだけど、「ツービートはひどかった」だって。客とケンカしたり、ウケなかったら頭に来て全裸になってさ、あそこにマヨネーズ付けて「フランクフルトです」って走り回ったんだ。そしたらムチャクチャウケて、支配人から「あんまり面白いんで、2回目もお願いします」って言われたから「ふざけんな!」って怒ったよ。ほかにも酒飲んで酔っ払ってベロンベロンで倒れたりしてたから、綾小路は「ツービートって悪い野郎だ」って思ってたんだって。あとヤクザともめたこともある。チャンバラのコントを竹刀で、一番前に座ってたヤクザの頭をバーンって殴っちゃった。ヤクザが怒って、俺の竹刀を奪ってきよしさんと殴り合いになったんだ。

 オレももう1本、竹刀持ってきて3人で殴り合い。3人とも血だらけになって竹刀で殴り合ってたら大ウケでさ。支配人に「面白かったですねえ。あれはサクラの人ですか?」って聞いてくるんだけど、本物のヤクザだったんだ。