たけし 加藤一二三さんが悔しがった藤井聡太・新六段の“才能”

2018年02月20日 10時55分

優勝カップを持つ藤井聡太新六段

【本紙客員編集長・ビートたけしの世相斬り】朝日杯将棋オープン戦で棋戦初優勝を果たした藤井聡太・新六段(15)ってすげーよな。羽生善治竜王に勝って、朝日杯オープン戦に優勝して六段になっちゃうんだから。こないだ加藤一二三・九段と話したけど、あの人も記憶力すごいよな。自分の棋譜を大体覚えてるんだから。「あの時はここで桂馬が上がったのがよくなかったんですよー」なんてね。負けた将棋なんて、思い出して「ちくしょー」ってうなされるっていうし。

 頭の中で駒を動かせるから、電話対局も普通にできるしさ。まあ、あんまり言いたくないけど棋士はみんな“将棋バカ”なんだろうな。でも藤井六段って足が速いんだろ? 50メートルを6秒ちょっとで走るって。加藤さんが悔しがってたよ。

 これからは天才を子供のころから無理やりつくる時代になるかもしれねーな。フォアグラ作ったり、針金で枝を曲げる盆栽みたいな感じになるのかな。盆栽文化っていうのかな。本人の意思じゃなくて、気づいたら天才になってるっていうかさ。一握りの天才にならないと、メシが食えない時代になってるよな。人格はどうか分からないけどさ。人間の進化としてはすごいことなんだろう。それがいいとは思わないけどね。