たけし平昌五輪を語る! 30過ぎて金メダルの小平奈緒、羽生の連覇も大したもんだぜ

2018年02月20日 10時55分

五輪3大会目で頂点に立った小平

【本紙客員編集長・ビートたけしの世相斬り】平昌冬季五輪で、フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦(23=ANA)、スピードスケート女子500メートルの小平奈緒(31=相沢病院)が待望の金メダルを獲得。日本中が大いに盛り上がるなか、ビートたけし本紙客員編集長(71)は、両選手のほか、ジャンプの葛西紀明(45=土屋ホーム)、アイスホッケー女子の南北コリアチームなどで参加した北朝鮮に切り込み、後半戦を迎えた大会を中間評価した。

 スピードスケート女子の500メートルで小平が金メダル取ったねー。小平って、500メートルでは2年くらい負けてなかったんだよな。1000メートルでは銀だったけど、こっちは勝てるんじゃないかって言われててさ。

 でも、オリンピックでは今まで(個人)メダルがなくて、前回のソチでもダメだったわけだろ? それが、30過ぎて逆にどんどん強くなってんだから。五輪で、大本命のプレッシャーの中で金メダルってのがすごいよな。

 王者が期待に応えたってことで言うなら、フィギュアスケートの羽生も大したもんだ。2大会連続の金メダルは男では66年ぶり? しかも今回はケガ明けだもんな。

 ケガで思い出したけど、何年か前に羽生が公式練習で、誰かとぶつかって血だらけになったこと(2014年、中国杯)があった。オレはその時ひと言、「コイツ、モーホーだろ?」って言っちゃったんだ(笑い)。そしたらみんなに鬼のように怒られちゃったよ。

 ただ最近のフィギュアスケートってジャンプで何回転するか、回転数ばかり言うようになった。韓国のキム・ヨナなんかは回転数より、流れというか、演技力がすごかったでしょ。ああいう優雅さが必要なのかもしれないね。

 羽生っていうのは、外国人から見ると日本のアニメに出てくる若い男の子みたいな感じがするらしいね。だけど羽生の追っかけをする変なババアもいっぱいいてさ。昔、サッカーのジーコが日本に来た時には、「私は昔からジーコのファンでした」なんて言うババアがいたけど、ウソつくなよ。「ジーコは私の青春でした」なんて、年が違うよバカヤロー(笑い)。

 まあ羽生の金はすごいけど、今回の平昌五輪って初めのうちは北朝鮮のためのオリンピックに見えたな。「スポーツに政治を持ち込まない」なんて言ってるのに、何だよあの応援団は(笑い)。美女軍団だか何か知らないけど、ムチャクチャだよ。

 ジャンプ男子の葛西紀明はダメだったね。ノーマルヒルはあの悪条件はかわいそうだったけど、ラージヒルは2本目に行けなかったし。まあ、普通に考えれば、45歳じゃムリだろう。いくらなんでもあれで勝ったらおかしいよ。

 それから夏季も冬季もそうだけど、ムリヤリ競技を増やしてる気がするな。スケートのショートトラック(1992年以降正式種目)なんて、何なんだよ(笑い)。昔(70年代前半)、後楽園でローラースケートに乗ってグルグル回ってたローラーゲームと変わらねえじゃん。佐々木ヨーコとかいた。

 前を走ってたヤツがコケて、後ろを走ってたのがその脇をすり抜けて、「はい、1位です」って、何だそれ。それでぶつかってよろめくと「反則です」って。そんなに速く走れるなら、普通にスピードスケートのコースを走ればいいじゃねえか。なんであんな競技にしちゃうんだよ。