始動TPE48仰天プラン“バーチャルメンバー”加入も

2018年02月17日 11時00分

阿部マリア(右)とチウ・ピンハン

 AKB48の新海外姉妹グループで台湾・台北を拠点とする「TPE48」が始動した。4日に台北市内で1期生オーディション最終審査が行われ、合格者45人が決定。今夏のCDデビューも予定しているが、そんなTPEは他の48グループにはない斬新な計画がめじろ押しだ。その一つが“バーチャルメンバー”。実在アイドルと架空アイドルが、センターを争う総選挙も現実味を帯びてきている。

 TPE48は最終審査合格者の45人と、AKBから移籍した阿部マリア(22)を含めた計46人で始動。その中には、早くも“台湾のまゆゆ”と話題の邱品涵(チウ・ピンハン=18)や、日本から海を渡ってオーディションに挑戦した福岡県在住の中学3年生、小山美玲(15)の姿もあった。

 審査に参加した秋元康総合プロデューサーは「好きなように生きたり、好きなものを極めたり、自分たちの色を作ることが大切。それがTPE48の色になる」と説いた。

 台湾人の祖母を持つクオーターの小山は「日本の良さを伝え、台湾と日本をつなげるような存在になりたい」と宣言した。TPEは5月に初のファンミーティング開催を予定。夏にはCDデビューを計画し、年内にも劇場公演デビューを視野に入れる。

 さらに、台北近郊の農村でメンバーが自給自足生活をする様子をネットで生配信し、ファンとともに「TPE村」を開村することも発表した。

 そんな自然重視のTPEだが、従来の48グループにはない“テクノロジー”を掲げることにもなりそうだ。

「AR(拡張現実)技術で、家にいながらでもまるで目の前でメンバーがパフォーマンスしているような劇場公演を楽しめたり、TPEメンバーがバーチャルキャラとなって、ファンと一緒に生活するプロジェクトも進行中です。おまけに架空アイドルがグループにメンバーとして加入し、実在のメンバーと一緒にパフォーマンスする計画も。総選挙で架空メンバーと実在メンバーが、一緒にセンターを目指すということもあるかもしれません。そうなれば、ほかにはない近未来的なグループの姿になるでしょうね」(TPE幹部)

 日本では有名なバーチャルアイドルとして「初音ミク」が存在しているが、TPEでは実在でも架空でも有名アイドルが生まれるのだろうか。

【台湾地震被災者を応援】

 台湾東部で6日深夜(日本時間7日未明)、マグニチュード6・4の地震が発生したことを受け阿部は「TPE48は、被災された方々を応援していきます」とグループとして支援していく考えを示した。

 地震は1期生最終審査の2日後に発生。死者17人、負傷者280人という甚大な被害をもたらした。余震も多数起きている。昨年12月から台湾に移住している阿部は「不安な思いをされている方も多いかと思いますが、みなさんが安心して過ごせる生活に早く戻ることができるよう祈っています」と話した。

 大災害の際に復興支援活動を行ってきた48グループ。2011年3月11日の東日本大震災発生直後には「誰かのためにプロジェクト」を発足。今も支援活動を継続し、阿部自身も何度も被災地の子供たちと交流してきた。TPEも被災地である花蓮(かれん)県での復興支援活動を検討しているという。